法律学習、資格試験、交通事故処理、ときどき書評や物語-ネイヤーズ六町東浦法務事務所(仮)

次は司法書士とるぞ! おかげさまで行政書士試験は突破できました2020!交通安全アドバイザーのhigashiです。

行政書士試験合格ルート10:条文加工は必要か

お疲れ様です。勉強は捗っていますでしょうか。私は気を散らしまくっています。なかなか、上手いことはいきませんね。少しずつ、積み上げて行くしかありません。

 

さて、今日のテーマは条文加工です。

何度かこのブログでも触れては来ていますが、私自身は条文加工否定派です。いくつも理由はありますが、とにかく大きいのは条文加工の時間があまりにも「勉強した」感覚が大きすぎるという点です。細かく書き込んで行ったり、カラーをつけたりする。その行為自体は当然にインプットになりますが、条文を探して、必要な項目を書き込んで、という一連の流れは決して効率が良くない。そして、効率があまりよくない割には「達成感」というか、やってやった感覚に溺れてしまう。正直、条文加工に時間をかけるのであれば、一問一答を解いて、その論点をテキストに連動させるように書き込みをする方がよほど効率的です。よくある話、「今日は7時間勉強できました」という方がいて、そのうち5時間がその手の作業であったりしたら、実際には2時間半程度しか勉強していないも同然です。残りの時間は、まあ、内職していたようなものですから。そして、これは私のイメージですが、そういう真面目な方ほど、最終的にテキストなんかの出題頻度Cみたいな項目を飛ばしてしまうんですね。時間が足りなくなってしまうのか、はたまた、予備校でそう言われたからなのかは不明ですが、それはやっぱり、合格への道をあえて険しくしているようなものではないかと思います。細かすぎると思う論点でも、本試験で「手も足も出ない」ということではやはり厳しい。結果間違えたとしても全ての問題で勝負ができるようにしていくのは最低限、必要だと感じます。

それでもなお条文加工するとしたら、憲法の統治部分だけ、とかでしょうか。行政事件訴訟法とかでこれをやってしまうと横断する範囲が広すぎてめちゃくちゃ効率悪いです。準用関係とかね、やりたくなる気持ちはわかりますが、第三者効とか、出訴期間などの特徴的な部分を個別に押さえたほうが多分早い。あと民法は、論点によっては連動させない方が覚えやすいような部分も人によってあります。私もそうでした。体系的学習は理想ではありますが、目的は学者になることではなく本試験に合格すること。目的を見失ってしまわないように、勉強が作業になってしまわないように、よくよく注意が必要な部分です。

 

では、引き続き頑張っていきましょう!

お疲れ様でした。

行政書士試験合格ルート9:わからない問題集はわかるようになってから

お疲れ様です。

まだあと11ヶ月!なんて思っているとすぐに後1ヶ月になってしまうのが資格試験の恐ろしさですが、試験勉強の中でアウトプットをいつ頃からするか問題、あると思います。人によってはとにかくアウトプット先行で、間違えた部分についてインプットで記憶補強という方法を推す方もいらっしゃるかと思いますが、やはりスタンダードスタイルは、ある程度インプットしてからのアウトプットかな、と。当ブログもスタンダードスタイルを推薦いたします。

 

〜わからない問題集はやらない〜

 

行政書士試験をはじめ、多くの資格試験はある程度の知識の記憶がどうしても必要です。現場思考の問題もありますが、それだって、前提になる知識があってこそ。つまり、知らないと解けない。これは当たり前なんです。問題集で誤答が続くと、なんだかもう、絶対合格できないような暗澹たる気持ちになりませんか? なる、という人は絶対にアウトプット先行はだめ!向いていないです。私も同じで、正解できない問題が3問続いたらもうやる気がなくなります。ではどうするか。正解できる状態に自分を仕上げてから問題をやるんです。

 

〜いい意味で「調子に乗ろう」〜

 

試験勉強は長い道です。長期的な学習計画が必要ですが、気分によってどうしても人は左右されます。世界中全てが敵に見える時もあるし、「この問題センスねえよ!」なんて怒りだしたくなる時だってあります。こんな無駄な不快感、無駄な怒り、やめましょう。時間もったいない。最終的に勉強を成功させるコツは、いい意味で調子に乗ることです。例えば、簡単な一問一答からスタートして、きっちり90%ぐらい正解する。「いいじゃん、わかるじゃん!」いい気持ちになります。間違えたところはきっちりフォローして、再度インプットしながら今度はもう少し難易度を上げます。「このジャンルならもう俺は間違えねえ!」ってとこまで仕上げていきましょう。気持ちよく、調子に乗って、上昇気流。絶対大丈夫、合格できる。だって90パーセントはアベレージで正解できるから! こうなっちゃえば、本試験も大丈夫。最初から難しい問題集に挑戦したり、時間の無駄だと思います。だって、分からないんだから。大手の問題集、よく正答率とか問題ランク振られてます。自分のわからない問題に「A」と書いてあったり正答率89パーセントとか書いてあったらイラッとするでしょう? 正解できるようになってからやれば十分です。

 

今回は行政書士試験、というよりも資格試験全般みたいなお話になりました。実際私は行政書士試験、定期的にわざと簡単な一問一答に戻って記憶の補強+自分の気持ちアップをしていました。効果ありですよ。おすすめ。

 

というわけでまだまだ勉強、楽しんでいきましょうね。

お疲れ様でした。

行政書士試験合格ルート8:憲法と向き合う

お疲れ様です。

 

さて、今回からは科目ごとに具体的な向き合い方を検討していきましょう。ここでは科目ごとの突っ込んだ論点の話なんかはしません。試験に挑んでいくに当たって、どんな向き合い方をして、どんな勉強方法を実践していくのか(私がしてきたのか)について触れていくつもりです。

 

憲法行政書士試験においてまず意識すべきは「人権」部分と「統治」部分、これはあんまり明確に分けて勉強をしないということです。もちろん、後半の統治の部分は暗記する部分も多いですが、だから書いてあることだけを丸呑みすればいいのか、と言えばそういうわけでもないです。逆に人権部分は条文すっ飛ばして判例だけ覚えておけばいい……わけありませんよね。全てにおいて言えることですが、特に行政書士試験で1年前後の範囲で学習を進める場合は「ここはCランク問題だから飛ばそう」とか憲法に限って言えば「天皇」については殆ど出ないからパス!みたいな方法は可能な限り取らないことをお勧めします。例えば内閣が衆院解散を出来る時、2つのパターンがあります。そのうち一つは機関としての天皇が絡みます。どういう根拠だったのかについては押さえておくべき部分です。じゃあ解散して、その次は? 選挙があります。だけど、例えばこの選挙、本当に合憲状態ですか? 前の選挙の時に「直せ!」って言われてから、どのぐらい時間経ってますか? とすると衆院選挙における違憲訴訟の知識が必要になります。学習は可能な限り網羅的に進めていきましょう。

 

大切なのはまずは全容を知ることです。ざっくりどんな論点があって、憲法の頭からお尻までどんなことが書いてあるのかをなんとなく、知ってみる。私は全文を一度書き写ししてみました。全容をざっくり見たら次は人権部分の個々の判例や規定の意味を見ていくと良いでしょう。いきなり最初から最高裁の判断基準について、とかは頭が痛くなる可能性がありますから、まずは結論だけでもOK。そのうちに慣れてきたら「目的効果基準」だとか「二重の基準」あたりのわかりやすいところから中に入っていけば十分間に合います。私は「積極的」「消極的」あたりで一回頭痛がしました・・・笑 統治の部分は一般的に暗記の部分ですから繰り返し、要点を確認しながら問題演習で覚えていくのが最短です。教科書じっと読んでいてもなかなか覚えられません。実際に過去問や予想問題を解く。間違える。覚える。王道無し、の部分ですね。

 

憲法は問題数的に扱いが難しい科目ではありますが、一般的なテキストの事項を押さえておけば必要十分な得点が期待できる科目です。イメージとしては取りこぼしが許されない「行政法」分野の保険です。5問中3問は取っていきたい。多肢選択対策は一般的な憲法の学習を進めていけば自然に仕上がりますから大丈夫。私も特に対策はしませんでした。(行政法も同様です)

 

次回は行政法分野について、こちらは何回かに分けて紹介します。

お疲れ様でした。

行政書士試験合格ルート7:暗記か理解か

ブログタイトルが変わりました。元々は音楽ネタなんかもやっていたのですが、そういう方面の記事をまるで書かなくなってしまったので、気分一新ですね。行政書士試験を来年受ける、という方はこのブログタイトル「」の中の部分のフレーズはとりあえず覚えておくと良いと思います。もちろん、該当する条文の前後の部分も含めて覚えておきましょう。そんなに長い条文ではないですからね。

 

さて、暗記か理解か、と表題を打ちました。一般的な資格試験で「暗記」は常に重要であると語られます。行政書士試験においてももちろん暗記すべき項目は多いです。行政手続法上の聴聞の流れとか、行政不服審査法上の審査請求とどこが似ていて、どんなところが違うのか。行政事件訴訟法上の訴訟と審査請求の関係……キリがないですね。よくいう話ですが「暗記」よりも「理解」が重要です。これについては当ブログでも異論ありません。行政不服審査法、というカテゴリでぎゅうぎゅうに暗記するのではなく、横断的、有機的に記憶を結びつけていくような覚え方を意識すれば、そんなに「暗記!!!」と意気込む必要はありません。また、これは法律全般に言える話ですが、新しい法律ほど、現代人の感覚に近いです。つまり、内容を頭から見て行った時に「そりゃそうだよね」となることが多いということです。例えば、行政不服審査法に基づく審査請求で、代理人は「特別の委任」がなければ審査請求を取り下げられません。これも、「そりゃそうだ」って話になるんだと思います。「お願いします!」って代理人を立てて、その代理人が勝手に「取り下げたよ」ってわけにはいきません。何勝手なことしてるの、って話になります。超単純な例で恐縮ですが、条文を読む中で、規定されている内容が「どうしてそういうルールになっているのか」を考えてみることは有機的理解の第一歩ですから、5歳ぐらいの子供みたいに「なぜなぜどうして」突っ込んでいくこと、これはかなり重要です。

とはいえ、中には「なんでかさっぱりわからねえ・・・」ってものも出てくると思います。そういうものに関しては暗記、これは仕方ないです。中には結論だけ丸呑みで覚えるものも出てくると思います。それはそれでいいんです。そういうものに関しては魂込めて覚えていくか、もしくは語呂併せでもこさえて覚えるか。模索することが大事です。模索の中で記憶は定着していきます。

「市町村は農業で固定」

イメージ的には市町村は農業だけやってろ!!みたいな横暴な都市でしょうか。これは市町村の委員会。こんなのでいいんです。大丈夫。分かるものは理解する、分からないものは丸覚え。資格試験勉強の基本中の基本みたいな話ですが… …。頑張っていきましょう!

 

以上です。

行政書士試験合格ルート6:まずは全容を知ろう!

東浦です。

どのような資格試験でもそうですが、そのジャンルについて初学である場合はまずこの「得体の知れなさ」とどう向き合っていくのか。これが極めて重要と言えるでしょう。行政書士試験で言えば、向き合っていく相手は「憲法」「行政法」「民法」「商法会社法」に加えて「基礎法学」と「一般知識」になるわけですが、法律を勉強したことがなければ、ギリギリで「憲法」ならなんとなく知っているけれど、と言う方がおそらくは大多数ではないかと思います。行政法なんて、テキスト冒頭に「そもそも行政法、と言う名前の法律はありません」なんて書いてあります。もう、得体がしれないにもほどがありますよね。

 

予備校各社のテキストはおそらく殆ど全て「憲法」からスタートしていると思われます。まずは最初のページから向き合ってみましょう。何よりも大事なのは自分がこれから覚えていくべき相手の全容をしっかりと把握することです。ここで注意したいのは「「憲法にかかりきり」にならないこと。一科目ずつ、と言う勉強方法は資格試験においてはあまり適切とは言えません。毎日科目変更、は初学であると息が続かない可能性がありますから、東浦は初学者の方については3日ごとの科目変更をお勧めしています。具体的には以下の通り。

 

〜例〜

1日目:憲法テキストベースで、2ページを1ページにまとめてノート作り

二日目:1日目に進んだところまでを一問一答形式の問題集でやってみる。間違えたところは復習用のノートに選択肢ごとにしっかり書いて覚えていく。

三日目:2ページを1ページにまとめた後のテキスト本体に蛍光ペンなどでマーキングしながら再度読んでいく。記憶の補強〜再度、一問一答または本試験形式の問題集をやってみる!

四日目〜:行政法で以下同じ

 

慣れてきたら区切りを二日ぐらいにしてやってみるとより良いと思います。記憶はとにかくどんどん上書きしていくことが大事です。憲法で完走して行政法にかかりきり!になったら終わった頃に憲法忘れてしまいますからね。二日〜三日程度で回して行けば試験全体の全容、言うなれば試験範囲を早い時期にざっと見渡すことができます。そして一般知識とかいう、見渡したとて得体のしれない相手をどう料理するかすげー悩みますが、それはまたその時に考えましょう!

 

東浦は行政書士試験を上のような方法で乗り越え、今は社労士試験の勉強をもう少し変則的な方法で挑戦中です。社労士試験は科目数が多いため以下のような方法にしていますが、行政書士試験でも、例えば民法を「総則」「物権」「債権」「相続」「家族」に分けるなどして細分化して細かくやることもできます。全容を把握した後はその方がより個別の論点に集中して学習できますから、個人的にはお勧めです。

 

〜変則的方法〜

1日目:科目A

二日目:科目B

三日目:科目A

四日目:科目C

五日目:科目B

六日目:科目D

七日目:科目C

八日目:科目E

九日目:科目D

十日目:科目F

十一日目:科目E

十二日目:科目G

十三日目:科目F・・・・以下略

 

東浦でした。

 

行政書士試験合格ルート5:手を使おう

東浦です。タイトル長いから縮めました。どうでもいいですね。

さて、今回は「手を使う」勉強方法についてです。

 

higashihoumu.hateblo.jp

ではYoutubeなんかの動画をどんどん使おうぜ!と言う話をいたしました。

今回は、勉強の基本軸となる「手を使う」すなわち「書く」と言う部分です。読む、聴くでの勉強、書く勉強いずれにしても繰り返し、繰り返し上書きをしていくことで記憶を定着させることが重要ですが、特に「書く」ことは極めて効率が良い勉強方法と言えます。

 

東浦の場合の「書く」は以下の感じでした

❶テキストの内容を2ページを1ページ程度にする気持ちで要約書き出し

教科書の全てについて出来れば何よりですが、全科目の全ページにこれはかなり大変ですし時間が足りません。東浦の場合は「行政法」「民法」「憲法」について実施し、商法会社法、基礎法学、一般知識は後述の方法のみを実践しました。

重要な部分の赤や太字などは教科書通りにはしなくても良いですが、しっかりメリハリはつけるべきです。後でこのノートを見返すかどうかについてはあまり深く考えないでOKです。テキストを「読み」、要約する「理解」、そして「書く」ことで記憶していくことが主たる目的です。あとでこのノートを再度読み返す必要はありません。実際、東浦も作ったらそれっきりです。あくまでも記憶定着の道具と捉えるべきでしょう。

 

❷練習問題を解く、書く

選択肢ごとになっているような一問一答から始め、慣れてきたら本試験同様の5つの選択肢から選ぶタイプのものにしましょう。回答し、間違えた部分及び正解肢の重要そうな部分、理解不足の部分を書き出します。東浦は科目の区分ごとにノートを分け、1から順にナンバリングしながら作成しました。趣旨は❶と同様です。読んで、理解して書く。繰り返しましょう!

 

以上の2項目が基本軸になります。周回数や問題数には拘らないようにしましょう。覚えられるまでひたすらやるのです。あと、テキストによくついているAとかBとかCとかは全部無視して網羅的に進めるべきです。逆に、自分自身で「これはあまりにも細かすぎてやっとれんわ」と思う部分は飛ばしましょう。そこは飛ばしても全体6割いければいいので。

 

記述の練習方法はまた別記事でやりますが、基本的にはこの方法です。繰り返し、繰り返し。王道なんてありません。普通に「全部」やる。結局のところ、それが一番楽で早い、と言うのが結論かもしれませんね。でもそれだけだとこの記事テーマが終わってしまうのでもう少し続けます笑

 

次回は「記述問題」について触れます。

東浦でした。

 

行政書士試験合格ルート:(番外)私の買ったテキストたちを紹介!

東浦です。

この企画は「行政書士試験合格ルート」〜多分これが一番安・楽だと思いますと題していろんな勉強の流れであったり、あるいはコストカットのお話を順次掲載しています。今回はその番外として、実際に私が一年間使用してきて各種テキスト類をご紹介。有用なものもあれば無駄なものもありました。そこらへん、参考にしていただければ。まあそういうことですね。

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いつの間にか増えました・・・

正式な書名について覚えていないものもありますから、少しざっくりですが順にご紹介します。

 

(1)U -CAN 行政書士はじめて〜

マインドセット用以上のものではないので、コストカット対象ですね。いらなかったです。

(2)ビジネス実務法務2級公式テキスト

今回は民法改正が絡んでおりテキストの発売待ちみたいなところがありましたから、法律の勉強の準備運動ついでに繋ぎに一回「試験」というものを受けてみよう!ということで寄り道しました。無事合格。著作権とかPL法とか一般知識分野に生きる知識や民法会社法は改正はさておきど真ん中ですので良い準備になったと思います。

(3)行政書士ウラ技合格〜

読み物としては面白いですがあまりお勧めはしません。初学者の方こそ真っ直ぐの一本道、シンプルに、網羅的にやった方が結果的に合格は近づくと思います。語呂合わせぐらいは参考にしてもいいかもしれませんが、東浦は結局語呂合わせも自分で作ってました。

近藤の壮行会 by Ricoh とかね笑 なんの語呂かわかりますか?

(4)スーパー過去問シリーズ

行政書士試験関連のサイトなどでお勧めされていることも多いこのシリーズは公務員試験用のテキスト・問題集ですがこれも個人的にはお勧めしません。出題形式が微妙に違っていて変な癖がつきそう、ということもありますし、何より極めて構成が非効率的。基礎→応用→難問みたいに進んでいくのですが、ページを戻って解説を確認する必要が出てきたり、処理速度が上がりません。あと解説ちょっとわかりづらい。買ったけど結局3日ぐらいしか使わなかったです。3冊無駄にしたのはちょっとう〜ん・・・もったいなかったですね。

(5)試験にデル判例2020〜2021

これはよかったですね。読み物としても面白いです。ただ、判例を頭に入れていくとなると、もう少し別の手段もあったほうがいいでしょう。これだけだとやや不足。習慣として、例えば寝る前に2判例読む、とかそういう使い方にはバッチリですね。

(6)ケータイ行政書士

重要な部分をピックアップしたミニ六法的なものと、いわゆる重要論点集的なものの2種類が出ているということで良いと思います。サイズも小さく使用感は悪くありませんが、ちょっと内容は足りない感。あえて買う必要はないと判断します。

(7)ポケット六法

やっぱりなんだかんだ一冊は欲しいですね。とはいえ、試験に合格する!という中では重要度は中の上ぐらい。LECのテキストの付録でも実際、十分でした。デカくてデスクを占拠されてしまうのが一番の問題。

(8)各社市販模試

マストです。三ヶ月ぐらい前から一気に学力を伸ばす必需品と言えるでしょう。購入できるものはすべて購入しました。慣れてくると本試験形式60問を1時間半〜2時間程度で解けるようになりますから、そうなればもう、しめたもの。東浦は直前期には毎週末やってました。全種類2週ずつはやりました。どこの模試をやっても200点はまあ切らないって状態になればほぼほぼ本試験も大丈夫でしょう。

 

//////おまけの難易度比較/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

LEC・・・中 オーソドックスな問題多め。さすがはLECといったところ。

合格革命・易 比較的甘口です。直前時期には230点ぐらい取れるようにしておきたい。

TAC・・・中 LECより少し簡単かも? 基礎的な部分の確認にちょうど良いです。

伊藤塾・・・上 バランス良く、適度に難しい。本試験に向けたリハーサルにはこのぐらいの難易度が良さそう。実際、三日前のリハで選んだのは伊藤塾のものでした。

成美堂・・・上 ちょっと意地悪な出題もあるけど本試験を実際受けてみた感じ、一番リアリティがあるのは成美堂出版かもしれませんね。元試験委員監修は伊達じゃない? ちょっと一般知識部分が簡単すぎるかなあ、とも思いましたが本試験もそんな感じでしたものね。

東京法経・・・難 全体的に難しめ。❌が続くと心が折れる!って人はやらない方がいいかも。本試験前にはここの模試でも200点は取れるようにしておきたいですね。一般書店ではなかなか見かけず、入手性がもう一つ。東浦はHontoの通販で購入。

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(9)出る順行政書士シリーズ

・合格基本書・・・発売時期もちょうどよく、東浦の勉強の中核になりました。土台作りには基本書は必須です。

・合格問題集・・・難易度が少し低めで答えやすいので、初期〜中期の土台作りと直前時期の見直しに。直前はこのレベルの問題集なら正答率85パーセントは超えたいですね。実際本試験ではその7がけぐらいに正答率が落ちる(60問が一気に襲いかかってくるとやっぱり、頭は疲れるみたいですね)ので自宅でのんびり問題集なら最低80パーセントは行きたい。

・ウォーク問・・・お風呂の友でした。赤シートとか使わなくてもいいから便利ですよね。特に行政法は過去問からのリサイクルが割とある、とYoutubeで見聞きしたのを信じて繰り返しました。

・記述・多肢選択問題集・・・だめですね。特に記述がダメです。問題の質も微妙だし解説も今ひとつ。そもそも模範解答が「それで正解か?」と思うようなものが散見。もっと言うと自分が採点者だったら減点するよなあ、と思うものもあり。LEC行政書士各種テキストの中で記述・多肢選択だけ突出してダメなのは何故なのだろう。

 

(10)TAC 記述式問題集

そんなわけで1年落ち(早く買いすぎた)ですけど記述は主に行政法をTACの問題集でやりました。質、量とも満足です。民法が法改正の絡みで使えなかったのがもったいなかったです。ただ実際、記述の練習は上にあげた市販模試でも十分できますし、択一の過去問等で85パーセントぐらい行けるようになれば、部分点レベルでは必要十分な回答はできるようになりますからそんなに怖がらなくても大丈夫だと言うのが率直な感想です。

 

(11)その他

重要論点集は基本的には要らないですね。あれで覚えられれば苦労はいらないよな、と言うのが東浦の意見。公務員用の文章理解の問題集はかなり良い練習になりました。自信つくし、一冊ぐらいやっていいと思います。現代社会のセンター試験テキストは通読しましたが、出題傾向的にはあんまり突っ込みすぎなくてもいいかな、と言うところ。大原のトレーニング問題集は結局ほとんどやらなかった。難易度が易しいので初期には悪くないと思います。そのうちやろうかな、と思っているうちに中期〜直前になってしまい開いたところで簡単すぎて「じゃあいいや」みたいになりました。

 

ざっくりこんな感じです!

次回以降はまたナンバリングで実際の勉強風景や進め方なんかも紹介していきます。

東浦でした。

 

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