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次は司法書士とるぞ! おかげさまで行政書士試験は突破できました2020!交通安全アドバイザーのhigashiです。

行政書士試験合格ルート8:憲法と向き合う

お疲れ様です。

 

さて、今回からは科目ごとに具体的な向き合い方を検討していきましょう。ここでは科目ごとの突っ込んだ論点の話なんかはしません。試験に挑んでいくに当たって、どんな向き合い方をして、どんな勉強方法を実践していくのか(私がしてきたのか)について触れていくつもりです。

 

憲法行政書士試験においてまず意識すべきは「人権」部分と「統治」部分、これはあんまり明確に分けて勉強をしないということです。もちろん、後半の統治の部分は暗記する部分も多いですが、だから書いてあることだけを丸呑みすればいいのか、と言えばそういうわけでもないです。逆に人権部分は条文すっ飛ばして判例だけ覚えておけばいい……わけありませんよね。全てにおいて言えることですが、特に行政書士試験で1年前後の範囲で学習を進める場合は「ここはCランク問題だから飛ばそう」とか憲法に限って言えば「天皇」については殆ど出ないからパス!みたいな方法は可能な限り取らないことをお勧めします。例えば内閣が衆院解散を出来る時、2つのパターンがあります。そのうち一つは機関としての天皇が絡みます。どういう根拠だったのかについては押さえておくべき部分です。じゃあ解散して、その次は? 選挙があります。だけど、例えばこの選挙、本当に合憲状態ですか? 前の選挙の時に「直せ!」って言われてから、どのぐらい時間経ってますか? とすると衆院選挙における違憲訴訟の知識が必要になります。学習は可能な限り網羅的に進めていきましょう。

 

大切なのはまずは全容を知ることです。ざっくりどんな論点があって、憲法の頭からお尻までどんなことが書いてあるのかをなんとなく、知ってみる。私は全文を一度書き写ししてみました。全容をざっくり見たら次は人権部分の個々の判例や規定の意味を見ていくと良いでしょう。いきなり最初から最高裁の判断基準について、とかは頭が痛くなる可能性がありますから、まずは結論だけでもOK。そのうちに慣れてきたら「目的効果基準」だとか「二重の基準」あたりのわかりやすいところから中に入っていけば十分間に合います。私は「積極的」「消極的」あたりで一回頭痛がしました・・・笑 統治の部分は一般的に暗記の部分ですから繰り返し、要点を確認しながら問題演習で覚えていくのが最短です。教科書じっと読んでいてもなかなか覚えられません。実際に過去問や予想問題を解く。間違える。覚える。王道無し、の部分ですね。

 

憲法は問題数的に扱いが難しい科目ではありますが、一般的なテキストの事項を押さえておけば必要十分な得点が期待できる科目です。イメージとしては取りこぼしが許されない「行政法」分野の保険です。5問中3問は取っていきたい。多肢選択対策は一般的な憲法の学習を進めていけば自然に仕上がりますから大丈夫。私も特に対策はしませんでした。(行政法も同様です)

 

次回は行政法分野について、こちらは何回かに分けて紹介します。

お疲れ様でした。

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